忘・新年会シーズンが到来しました。宮崎では、最初はビールから始まって、次は芋焼酎…なんてお酒の飲み方が定番だったりします。
今回は、そんな宮崎県民にとってとてもなじみの深い「芋焼酎」に注目。その魅力や楽しみ方についてご紹介します。
本格焼酎ブームを経て定着しつつある焼酎人気
2003年ごろに沸き起こった「本格焼酎」ブーム。
なかでも芋焼酎の人気は爆発的で、当時は原料となるサツマイモが不足したり、予約が殺到して、なかなか手に入らない銘柄の焼酎も登場するほどのブームとなりました。
そのようなブームを経てすっかり全国的に人気が定着した焼酎ですが、昨今のハイボール人気に便乗して、今度は焼酎ハイボールで焼酎人気が再燃。
焼酎は蒸留酒であることから、糖質ゼロ・プリン体ゼロであることも近年注目を集め、女性にも人気が高まっています。
宮崎の焼酎は飲みやすい20度が主流
ほとんどの本格焼酎のアルコール度数が25度なのに対して、宮崎の焼酎は20度が主流です。
その理由は、さかのぼること第二次世界大戦直後の歴史的な背景にあります。
当時正規の酒蔵で作られていた焼酎は、25度のものが主流でした。
しかし戦後の貧しかった時代、嗜好品である酒は当然なかなか手に入らず、安い密造酒が多く出回ることに。
質の悪い密造酒による中毒や、飲酒によるトラブルも増えたことを受け国が取った対策が、税金の安い20度の焼酎の販売を許可するというものでした。
20度の焼酎は価格が安いうえに飲みやすく、宮崎の庶民の暮らしにすっかりと浸透。
現在はさらに質を極めながら、宮崎県民に親しまれるお酒としての地位を確立しています。
楽しみ方いろいろ♩宮崎の芋焼酎
まろやかに香る芋の甘い香りが癖になる宮崎の芋焼酎は、いろいろな楽しみ方ができるのも魅力です。
飲み方いろいろ
焼酎の初心者さんなら、割って飲むのがおすすめ。
ソーダで割って、かんきつ系を絞って飲むとさわやかにいただけます。また、緑茶やウーロン茶で割る飲み方も根強い人気♩
定番の水割りやお湯割りは、お好みの濃さを見つけてみるとよいかもしれません。
特にお湯割りは、焼酎の香りがとてもよく引き立ちますので、初めての方には香りが強く感じてしまうことも。
冬の寒い日に、最初はほんのり香る程度から試してみるのがおすすめです。
また、宮崎の芋焼酎は20度で飲みやすいことから、キリッとした味わいのロックで楽しむこともできます。宮崎のへべすとも相性◎
上級者になると、焼酎の香りや味わいを、日本酒のようにストレートでゆっくりと味わう飲み方もあるそうで、本当にいろいろな飲み方で楽しめます。
宮崎の味覚にもぴったり
料理の邪魔をしないすっきりとした口当たりで、和・洋・中どんな料理とも相性よくなじみます。
とくに宮崎の味覚との相性はばっちり。
地鶏の炭火焼や宮崎牛、めひかりの唐揚げや南蛮漬け、カツオのお刺身など…焼酎と合いそうな”宮崎の味”をあげるとキリがないくらいです。
南国らしい甘さのある、日南の飫肥天とも相性が良いですね。
イベントで焼酎を楽しむ♩
近年の焼酎ブームを受けて、2019年、宮崎市ではいろいろな焼酎イベントが開催されました。
どのイベントも、宮崎の蔵元が勢ぞろいして焼酎の飲み比べができる楽しそうなイベントばかり。
来年の開催も、ぜひ期待したいところですね。
焼酎ノンジョルノ宮崎
宮崎の焼酎蔵元が一堂に会する焼酎の祭典。
1000円の当日券を購入しオリジナルタンブラーをゲットしたら、参加蔵元の焼酎が全部味わえるという超お得なイベントです。
ステージイベントや豪華抽選会もあって、楽しめること間違いなし。
ひなたあたらよ其の貳
>>ひなたあたらよ公式サイト<<
11月1日「本格焼酎の日」にちなんで開催されたイベント。
蒸留機(アランビック)の妖精、あらんびっ君のキャラクターバッチを500円で購入したら、宮崎市の歓楽街ニシタチの協力店舗へgo!
協力店舗は食事処やバーを含む11店舗で、各店舗に宮崎の蔵元が1蔵ずつ入り、それぞれに焼酎1杯目を無料でふるまってくれます。
スタンプラリー抽選会も同時開催。
宮崎の芋焼酎で季節の味覚を楽しもう!
宮崎の定番20度の芋焼酎は、”価格もお手頃で飲みやすい“”どんな料理にも合う“と言うことで、宮崎県民にはもちろん、最近は県外へのお土産にも大人気です。
同じ芋焼酎でも銘柄によって香りや口当たりがさまざまですので、飲み比べてお気に入りを見つけてみるのも良いかもしれません。
宮崎の芋焼酎とともに、季節のおいしい味覚をぜひお楽しみください。ただしくれぐれも、飲みすぎには注意しましょう(笑)。
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