毎年、3月3日の雛まつりの日を含めた2週間ほどで開催される、綾町の「綾雛山まつり」。久しぶりに、綾町を巡ってきました。
江戸時代からつづく綾の伝統文化「雛山」
雛祭り(ひなまつり)は、女の子のすこやかな成長を祈る節句の伝統行事。綾町では、「雛山」といって、雛壇の周りに山の神が住むのにふさわしい自然の風景が再現されています。
こちらは、「そば処まる」さんの雛山。流れ落ちる滝のある風景に、心癒されます♪
綾の「雛山」は北麓地区が発祥の地とされています。綾の古人が決して豊かではない生活のなかで、粘土や木の枝で人形を作り、山や川で拾ってきた巨木や、コケ、花木などで飾りつけをおこなったことから続いてきたそうです。
古くから家の中につくられてきた「雛山」ですが、観光客の方々にも見ていただこうと、平成13年から商工会女性部が展示をはじめたのが「綾雛山まつり」のはじまりなのだそう。
雛山を巡って楽しむ「雛山スタンプラリー」
「綾雛山まつり」として地元商店街を中心に雛山が展示される期間中、「雛山スタンプラリー」も同時に開催されます。
地図上にスタンプラリーの場所が表示されていて、全部集めたら抽選会場でくじ引き。当たったら、綾町の特産物をもらえます。
個性ある雛山、じっくり見ることで楽しみも倍増。「JA綾町」では野菜や果物が飾られた雛山。「綾ふれあい館」では、綾の吊り橋が再現された雛山がありました。
そして、雛人形も個性的!南麓公民館で飾られていた雛人形をじっくり見ると・・・「怒」「泣」「笑」の表情。
もっちり、ふくふくの雛人形。
歴史ある雛人形も飾られていたり、巡る楽しみがたくさんでした!個人的には有料でもいいので、綾町の店舗やスポットの紹介&お買い物や飲食を楽しめるクーポンがあったらなぁとも思ったり。
端午の節句の時期には、「綾男山まつり」が開催されます。雛山とはまた違った風景を楽しめそうなので、いまから楽しみです!
日程については、綾町商工会のイベント情報をチェックしておくとよさそうです。