宮崎の冬の風物詩「青島太平洋マラソン2019」が、今年もすばらしい晴天の中開催されました。
マラソンというと走らない人にとっては、「なんでエントリー費を払ってわざわざ苦しい思いをするの?」と謎の世界だったりしませんか?
実は私もそう思っていた一人です。
でも、家族や仲間を応援をしたり実際に自分も参加してみたりするようになって、走る魅力が少し分かったような気がします。
今回は、先日行われた青島太平洋マラソンを初心者目線でレポートしながら、マラソンの楽しさに触れてみたい方に、その魅力をお届けします。
青島太平洋マラソン
青島太平洋マラソンは、青太(アオタイ)の愛称で親しまれている宮崎の冬のビッグイベント。
フルマラソン、10km、3kmと3つの種目に分かれており、エントリー数はなんと総勢1万1400人にも上る人気のマラソンイベントです。
青太メイン会場の様子
メイン会場となるサンマリンスタジアムの様子です。すべてのランナー達が一心に目指す輝かしいゴール。
ランニンググッズのブースや、ランニングフォームを診断するブースが設けられていて、マラソンイベントらしい雰囲気です。
フードブースも種類が豊富にあり、多くのランナーが走り終えたあとの空腹を満たしていました。
お土産販売のブースは、遠方からエントリーのランナーにとても便利ですね。
参加者から聞いた青島太平洋マラソンの魅力
参加したランナーの方々に聞いた、青太の魅力をまとめてみました。
街中を駆け抜ける解放感
国道220号南バイパスから橘通りへと抜けて行くフルマラソンコースは、いつもは車やバスなどの交通量がとても多い道路。
青太では、そんな広々とした国道を走る開放感を味わうことができます。
沿道の温かい声援
青太コースは市内中心部をとおるため、沿道の応援も途切れることがありません。
コースのあちらこちらから飛び交う声援は、選手たちにとっては何よりの力になります。
温かい応援の中には、エネルギー補給のキャンディー等をふるまう姿も。
こんな小さな応援隊にもほっこり♩
高校生ボランティアのすばらしさ
高校生ボランティアのすばらしさは、ランナーの方々からよく耳にする青太の魅力のひとつ。
コースのあちらこちらで声援を送ってくれるだけではなく、エイドステーションや交通整備、完走証の発行にいたるまで、その仕事は多岐にわたります。
フレッシュな若きパワーは、青太を陰で支える名サポーター。
ゴールでは、ランナー達にやさしくフィニッシャーズタオルをかけてくれるひとこまも。
エイドステーションの充実
日向夏や飫肥天など、宮崎の特産品を交えてのエイドステーションが、コース中に何か所も設置されています。
ドリンクやゼリーなどの口当たりのよいものをはじめ、バナナや黒砂糖など、エネルギーを消耗するランナー達にとってはまさにオアシスのような存在。
名物コスプレランナー
もはやマラソンのひとつの楽しみ方として確立されている、コスプレランナー。
青太では時期的に、サンタの格好で子どもたちにお菓子を配りながら走るランナーの姿もあり、観客をほころばせてくれます。
知り合いのコスプレランナーいわく「コスプレしないとモチベーションが上がらない」そうです(笑)。
青太のグッとくるポイント|魔の30kmポイント
マラソンにおいて「30kmの壁」とも呼ばれる一番苦しいポイント。
青太の30km付近は、ゴールであるサンマリンスタジアムを一旦通り過ぎて、さらに5kmほど先にある青島へ海風にさらされながら向かわねばならないという、肉体的にも精神的にもつらいポイントです。
冷静にペースを刻む姿、気持ちはあるのに足が止まってしまう姿、気合の声を発しながら走る姿、それぞれのランナーにいろいろなドラマを感じ、いつも胸が熱くなります。
自分との戦いに打ち勝ちゴールのゲートをくぐる達成感は、きっと他では味わえない感動に違いありません。
ゴール後にふるまわれるソフトドリンクのおいしさが、味わったことがないほどに格別だと言うのもうなずけます。
仲間同士で完走の記念写真を撮っている姿もとてもすてきです。
苦しさを分かち合い、ゴールの達成感をともに味わえば、絆がグッと深まることでしょう。
仲間で参加をすると、なんとなく学生時代の部活動を思い出したりします。大人になってそんな青春が取り戻せるのも、マラソンの魅力のひとつかもしれません。
マラソンで宮崎を楽しもう!
青島太平洋マラソンの他にも、宮崎では年間をとおしていくつものマラソン大会が開催されています。
町の特産品や豪華な参加賞が準備されているマラソン大会や、スイーツマラソン、リレーマラソンなど、楽しめるイベントが盛りだくさん。
マラソンイベントを通して、より一層宮崎を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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